山頭火と海

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5/14 (木) お遍路19日目5:57起床、6時からエコ道後のラウンジでごはんを食べて6:30出発。今日も良い天気。

  
へんろ道沿いに種田山頭火終焉の地である一草庵があったので立ち寄りました。
  種田山頭火の「四国遍路日記」を読んだけれど、道後で飲んべえだったところに驚きました。
一草庵はこじんまりとした庵で、中には入れなかったけれど、休憩所で休みながら山頭火の句に思いをはせました。

山頭火やゴッホなど、不器用で愚直なまでにまっすぐ自分の芸術を突き詰めると、普通の人としてはまっとうじゃなかったり家族に迷惑かけちゃったりするけれど、作り出したものは色あせず本当に時代を超えて伝わるんだよなあ。

9:00に52番 太山寺到着。

  山門から山登りでした。

山頭火が太山寺で詠んだという

「もりゝもりあがる雲へあゆむ」

の句碑がありました。

  
10:30頃に53番 圓明寺へ。

  
小雨かパラついてきました。
ここの境内にはマリア観音が彫られたキリシタン灯籠、十字架灯籠があります。

  
合掌するマリア様が彫られていて、隠れキリシタンの信仰に使われたとの説があるそうです。

どんな形でも、何に対しても、信仰するというその心は尊いとおもう。

その心の発露である神像仏像も、だから美を感じるんだよなあとおもいます。

その後は黙々と今治に向けて歩きます。
粟井坂大師堂に子規と漱石の句碑がありました。

  
海岸線をひたすら歩きながら、昨日見た子規の写生を思い返していました。

  
わたしも、今自分の目で見ているこの海の色を、心に魂に刻みつけたい。
今この瞬間も、いつか振り返る時がきたらキラキラして見えるはずだ。

それは、この遍路が特別な旅だからではなく、ほんとうは人生のいつでも、幕が降りるまでは、一瞬一瞬が大事なんだろう。
この景色を思い返せば、いつでもこの気持ち、ここでこう考えたことを思い返せる気がする。

気がつけば16時過ぎで、海沿いにポツンとあるお店で、”海賊うどん”を食べました。

亡くなった大将の後をおかみさんが1人で続けているお店で、他になにもないところにある大変ありがたいごはん処です。

“海賊うどん”は天ぷら、カニカマ、わかめ、しそ、牛肉、ネギと盛りだくさんが船に乗って出てきます。
今日初のまともな食事は胃袋に沁みました。

  
窓辺の席で、一面海を見ながら食べられます。毎日この景色をみてごはんを食べたら、すごい大きな人間に人格形成されそう笑

店内わたし1人だったところ、あとから女性2名が車でやってきました。
その人たちが、入ってくるなり執拗にわたしを見てくるので、まぁ若い女性の遍路も、白装束も目立つからかなぁと気にしないでいると、わたしがお店を出る間際になって、
「どうしてお遍路をやっているの?

若いのに感心だけど、本当の救いは〇〇経だけだから、何かあったら連絡ちょうだいね」と言って、連絡先を書いて渡してこられました。

それは前回の車のお接待が実は勧誘のためだったおじさまと同じ宗派だったので、わたしはその経典の名前を聞いただけで反射的に”うわ〜、またか”と思ってしまったのですが、

今回はお遍路をやっていることを攻撃されたわけでもないし、彼女達は良かれと思ってしてくれたことなんだから、あんまりアレルギーのようにこちらも過剰反応するのも良くないなと反省しました。
ただ、わたしは「本当の救い」や「本当の教え」と言う人がなぜそれを「本当」と言えるのか、それを「本当」と言う時に他のものを「偽物」にすることでその「本当」性は成立しているのではないのか、本当に「本当」の教えというものはあるのだろうか、わからなくなります。
焼き物の町を通ると、無人の遍路接待所があり、焼き物のかえると布製のわらじがありました。

  わたしはわらじの方を戴いて、金剛杖につけました。

菊間町浜は瓦の製作の町で、凝った瓦や瓦の庭があったりして、歩いて家を見るだけで面白いです。

   

 海沿いの大きな工場地帯を抜ける時に、お遍路地図に載ってない新しい道が出来ており、少し迷いました。

ピンクの夕焼けを見て感動。

  
なんて綺麗なんだろう!

でも、日没なのにまだ今日の野宿ポイントに到着していないということなので、気持ち焦りながらヘッドライトを点けて歩き始めます。

白装束は車のライトの中で目立つので、暗くなってからも歩くわたしを物珍しいのか心配してか、車の中の方と目が合いながら頑張って歩いていると、自分も車で遍路をまわっているというご婦人の車に拾っていただきました。

目星をつけていた星の浦海浜公園で降ろしていただき、まずは東屋を見に行きました。

野宿で日本一周している男性の先客がいて、お遍路は逆打ちという反対からまわっているそうなので、お互いの通ってきた野宿ポイントや安宿の情報交換をしました。

  
東屋は屋根はあるのですが壁がなく、潮風が強くて寒いです。彼はテントを張っていたので大丈夫そうでしたが、わたしは一度寝袋に入るも、吹きさらしが辛くて、夜中に電気の消えた多目的トイレ前の謎のスペースに移動しました。

  
トイレの中ではないし比較的綺麗だし、外から丸見えの東屋より壁で遮断されている方が寒さ的にも防犯的にもいくらか安心できました。

食費1082

コンビニ 508

郵便局 104

マック 200

朱印300✖︎2 600

¥2494

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