4/25 (土)
6:00起床 6:30出発で7時には1番霊山寺へ。
四国のお寺はだいたい7:00〜17:00で納経所が開いているので、その時間内に最大限効率よく回れるかどうかが、次の日の進行にもかかわってきます。
たとえば、ギリギリその日最後のお寺に間に合わなかった場合、その日の宿を次の寺の近くにとっていたら変更しなくちゃいけなくなったり、そこまで行ってまた戻ってこなくちゃいけなくなったり。
ということで、初日から朝イチ参拝をしました。
1番霊山寺は、ここからお遍路旅を始める人が多いため、周辺や境内には特にお遍路用品が多く並んでいます。
わたしは納経帳は以前に父母が高知のみ回ったときのものが家にあったので、その続きを完成させることを1つ目的にしていました。
白装束は、次前にインターネットの「一歩一歩堂」というところで、無地のメッシュ素材のものを購入していました。
これは、乾きやすく布よりも水を吸わないし、通気性が良いので、暑い季節に歩く方にはオススメです‼︎
金剛杖は、本来のお遍路さんは杖の上部が卒塔婆になっている杖で、そこにカバーをつけて持っています。
昔は、道の途中で息絶えるお遍路さんも多く、そのまま埋めてもらって杖が墓標となったそうです。
今でも、きつい道の横には、沢山の石の墓石があります。
わたしは、無事に生きて帰ることも目標だったので、お遍路さんの杖ではなく、羽黒の山伏修行でいただいた杖にカバーをつけて使いました。
これが、手首に通す紐がついていて、楽に持てて良かったです。
笠は、高野山で会ったお遍路さんに、
「お寺で参拝するときに帽子ではとらないといけないが、お遍路さん用の笠には梵字で弥勒菩薩が書いてあるから、被ったままの姿で1人1人が弥勒菩薩の修行の姿だ、だから失礼にはならないから笠をとらなくてよい。
これは、雨のときなど笠のままでお参りできて良いから、笠はちゃんと梵字が書いてあるものを用意しなさい。」
と教えてもらったので、こちらで購入しました。
また、霊山寺の尼さんに、善根宿や通夜堂のリストありますかと尋ねると、駅のものとは少し違ったリストがいただけます。
この2つのリストと、歩き遍路地図は、絶対に必要なので、歩き遍路の方は必ずゲットしてください〜〜‼︎
これで、装備はバッチリです‼︎
見るからにお遍路さんとわかる姿のほうが、声かけてもらったりお接待も受けやすいです。
なにより、自分は遍路であるという意識が湧いてきて、キリッとした気持ちになりました。
順調に歩いて、2番極楽寺へ。
ここの水かけ不動さんの、制咜迦、矜羯羅童子さんが可愛かったです。
4番に向かっている途中で、香川からきた友人同士の方に、
「お遍路さん、次4番やろ?!
うちらもまわるから乗って行きー!」
と早速車のお接待を受けました。
4番大日寺
境内で、お接待で可愛い巾着をいただき、中に飴などのお菓子が入っていました。
同じようにまわるお遍路さんが沢山いて、同じペースなので顔なじみになります。
8番熊谷寺
お二人は御朱印と、1200年記念の赤い御影を集めていて、結構早いペースでまわられていたので、わたしはラクで有り難かったのですが、その分ちょっとズルしているような後ろめたい気持ちになってしまいました笑
そして、参拝や車の運転を見ていて、四国の人ってちょっとせっかちなのかな?と思いましたが、わたしにも色々食べ物をくださったり、道端で座ってる遍路のおじさんを見つければみかんを手渡したり、施しを気軽にできるところがすごくあって、いいなぁと思いました。
9番法輪寺
10番切幡寺
11番藤井寺まで香川のお二人とご一緒させてもらい、
お二人は日帰りで香川に帰るというので、なんと次の山の上の12番焼山寺に行くご夫婦を見つけて、わたしを引き継いでくれました。
最初の予定では、焼山寺の前に1泊して、1日がかりで山越えしようとおもっていたのですが、これもご縁ということで、奈良からきたご夫婦の車に乗せていただいて
12番焼山寺。
15時前なら、奥の院まで行けるそうですが、まだ日が早いし山の上は肌寒くなっていました。
細くて怖い山道でしたが、バスドライバーの旦那さんの安全運転で下山し、山の中で電話してあった13番大日寺近くの”旅館 かどや”に、最初は日帰り予定だったご夫婦と隣部屋で泊まることにしました。
1泊2食¥7000とお高めですが、料理は豪華だし、まわりの宿坊なども同じくらいの金額でした。
遍路用品¥2050
朱印代 3600
かどや 7000
計 12650
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