山伏、山に伏して祈る人たちにわたしが興味を持ったのは、山登りをするようになってからです。
でも、そもそも山登りをするようになったのは、山頂にはたいてい神社があるからで、とくに奥之院は山深いところにあるから!
神社仏閣仏像好きで御朱印を集める趣味の延長で、登ってしか拝めない神社に行きたいという気持ちが最初の山登りのモチベーションでした。
専門商社で働いていたとき、出張で熊谷に滞在していて、休みの日に秩父の三峰神社に行きました。
西武三峰口からバスで75分。ここは山犬(オオカミ)を祀っていて、狛犬もオオカミでめちゃ可愛いの!!
で、せっかく来たんだから奥之院まで行こうと山道を登りはじめる。
パンプスで。
登山口で、届け出書を出すポストをみて、嫌な予感がしつついやいや神社に行くだけだし、と思って登る。
熊注意の看板を見て動揺する。
今からおもうとムチャだったのですが、その時は無知の強さで片道約1時間で奥之院まで辿りつきました。
妙法ケ岳(標高1329m)!!
最後に小さな鎖場があって、ガチ山登の格好のご夫妻から
「姉ちゃん、アンタその靴でここまで登ってきたんか!
すごいなぁ、そんなら山登りイケるで!」
と言われて、単純なわたしは、山頂の景色の良さと自分の足でしか行けない場所に来れた達成感、時間と体力を使って参拝できたことのドヤ感?にテンションが上がって、わたし山登りイケるかも〜〜!と思ったのでした笑
三峰興雲閣 神の湯という温泉もあって、“下山後の温泉”という
山登りの1番の醍醐味も味わって、
山登りの魅力、そして山々の歴史と山岳信仰の奥深さ、山伏へとハマっていくことになります。
この時の山頂での清々しい気持ちが、何年たっても自分の中で鮮明なので、また味わいたくて知らない山にも登拝したくなるのかも、と思います。
でも、パンプスではなくスニーカーか登山靴で‼︎
ちなみに、三峰神社には縁結びの木があって、自分と相手の名前を書いてお願いすると縁を結んでくれるそうです。
ランキングに参加しています。良かったら応援お願いします。