4/30 (木)お遍路5日目
高野山で出会ったお遍路さんのアドバイスを思い出し、お世話になった御礼に女子トイレを掃除してから、朝6時頃 ドライブインはしもと さんを出発。
向かいのコンビニ サンクスでお金をおろして、おにぎりと水を補充して、ひたすら55号線を歩きます。
徳島ではよくこの人形?が道の途中にあったのですが、何なんでしょうか?笑
たまに人に見えてビクつきました。笑
23番薬王寺から次の24番最御崎寺までは、90km近くあり、ついに発心の道場徳島県から修行の道場 高知県に入ります。
毎日30kmくらい歩く日々が続いていること、鶴林寺、太龍寺と2つ山を越えたことによる筋肉痛がまとめて来たことで、かつて経験したことないくらい足が痛いです。
あまりに痛いので、これは本当に筋肉痛なのか?なにか足がぶっ壊れてしまったのでは?
と心配になるほど。
足が上がらず、スピードが出ないので、身軽な76才のお遍路さんに追い抜かれてしまいました。
山道と違い、土ではなくアスファルトの道路が長く、そろそろ足裏にマメができそうな気配がありました。
山を越える前の休憩所で、「お遍路さん、休んでいって〜!」と声を掛けられて立ち寄ると、お茶とお菓子とゆで卵のお接待を受けました。
これでお腹が満たされて、お昼ごはんの代わりになりました!
地元の方のご厚意、ありがたかったです。
その後、4月といえども気温が高い暑い中歩き、小さなお堂から出て曲がるところで歩き遍路シールを見落とし、土地勘もないので地図も読み違えて、1キロほど逆方向に向かってしまいました。
4回目のお遍路中で、鶴林寺からときおり道中一緒になったベテランお遍路さんとたまたま行き違い、自分の方向ミスに気がつきました。
15分もロスしたことにもどっと疲れたし、地図もみていたのに道を間違った自分にイライラしてしまい、ぶつけどころのない気持ちと暑さでもんもんとしてしまったのですが、
1キロで彼に出会えて良かったじゃないか、もっと進んでからじゃなくて良かった、道こっちで合ってるかな?と思ったらもっとこまめに確認しよう、そのことに今気がつけて良かったんだ!
と思うようにして、誰に迷惑かけるでも予定があるでもない気ままな野宿お遍路の旅なんだから、思い通りにいかないことや失敗があったからって気にやんだりいちいちイライラしないようにしよう、と、自分に言い聞かせました。
ベテランさんと一緒にぐるっと回って元いた分かれ道にくると、今度はすぐ信号機の柱にお遍路シールがあるのがわかりました。
疲れると注意力が鈍るんだということを認識して、一緒に牟岐町まで行きました。
種田山頭火の四国遍路日記にも、牟岐のことが書かれています。
わたしは学生時代、教科書で「分け入っても 分け入っても 青い山」
の自由律俳句に出会ってから、種田山頭火っていいなあ、気持ちの良い俳句をかくし、わたしは山を歩いていて、この人の詠まずにはいられなかったこの気持ちがわかるなあと思っていたので、ゆかりの碑文などがあると嬉しくなります。
その牟岐で、郵便局に立ち寄り2度目の荷物をパッキングして実家に郵送しました。
減らしても減らしても荷物が重く、これ以上この重さで歩けない!!と判断しました。
他のお遍路さんが30リットルくらいのリュックで歩くところ、わたしは野宿もあるので寝袋やマットレスがかさみ、70リットルのザックで歩いていました。
でも、1日30km歩こうとおもったら、やっぱりせいぜい30リットルのザックで4〜5kgが適正なんですね。歩いてみてよくわかりました笑
10キロ近くあったので、さらに切り詰めて、雨具があるから傘は要らないとか、服も化粧道具も手放して、再出発。
さっきより足取りが軽くなり、イライラもなくなりました。
やっぱり荷物が重いのが、疲れの原因でした。
それから歩みが進み、この休憩所ではお遍路さんへのオロナミンCが置いてあって、その地元の方の心遣いと、冷たいオロナミンC効果で生き返りました。
この休憩所で、3人のお遍路さんと出会い、初めて女性の一人歩きのお遍路さんと出会って、テンションが上がりました。
17時頃に宍喰の道の駅に到着。
このあたりはサーフィンのメッカらしく、お洒落なカフェや民宿などが集まっています。
今日もお風呂に入れる!
ほんとは明徳寺の通夜堂をお借りしようと思っていましたが、地図ではここからあと10kmかかります。
温泉に入ってから、この荷物で10km歩くのはイヤだなぁ…とおもい、周辺を散策します。
この道の駅は、すごく立派で宿泊施設もあるのですが、その分野宿は悪目立ちしてムリそうでした。
5分ほど歩いた先に、小屋があったのでここを寝床と決めて、寝場所が決まると安心してゆっくり温泉で疲れをとりました。
温泉の窓からは海が見えました。
今日は1日歩いても一つもお寺に着かない日で、行程の中ではこうゆう日もありますが、お参りしないと物足りないし、達成感もあまりなく疲労だけが溜まるようなかんじです。
なので温泉でゆっくりして、夕食もここで豪勢なハンバーグを食べました。
この施設で21時近くまで休んでから、寝るときになってから先ほどの小屋に移動し、寝袋で寝ました。
あと、初めて若者や人気のあるところでの野宿だったので、そういった意味でもドキドキしながらの就寝だったので、眠りは浅かったです。
朝食事 402
荷物1240➕230
温泉 600
晩御飯 1180
計3652
ランキングに参加しています。良かったら応援お願いします。



