5/22(金) お遍路26日目6:00起床、朝ごはんは付けずに部屋でパンを食べて、7:00出発。
今日は快晴!小学生が登校していく中歩きます。
9:18 に68番 神恵院と69番 観音寺に到着。
この二寺院は同じ境内にあります。
神恵院はコンクリート造りの本堂でびっくり。
階段を上がったところで読経すると、コンクリートに反響して声がよく通ります。
銭形砂絵も見えますが、眩しくて字がよく見えませんでした笑。
砂絵を見るには曇り空のほうが良いのかもしれません。
公園にいたおじさまが寛永通貨を持っていました。
この字が砂で彫ってあるんですね〜。
この銭形砂絵を見た人は健康で長生きして金に不自由するそうなので、この先わたしは安泰ですね笑。
海を見ながらここでお昼を食べました。
島の形はお地蔵さんが寝てる姿だと地元の方に教えてもらいました。
川沿いを歩いていきます。先に歩いているお遍路さんの白衣がポツンと見えます。
追いつくと、昨日泊まった民宿おおひらさんで一緒に泊まっていた女性でした。
一緒に70番 本山寺へ。
本山寺のご本尊は馬頭観音で、そのお姿を彫り込んだ石がとても良いかんじだったので、父への土産にしました。
また、こちらで縁があって、初の錦のお札を戴きました。
これは、お遍路の名刺のようなもので、自分の願意と名前を書いて、回るお寺に奉納します。
お遍路同士で交換したり、お接待でお世話になった方にお礼としてお渡ししていきます。
わたしは初なので白い札ですが、4回目から緑、その上に赤、金、錦とあって、錦札は百回以上お遍路を回ってからしか作れないそうです。貴重なものだし、この札を作るのにもお金がかかってるだろうし、何百回とお遍路をしているなんて想像もつかない大変さだし、なので貰えるととてもありがたいものです。
その後おばさまと一緒にYOUMEタウンの中で昼食をとりました。
お互い身の上話をして、なんとアメリカからお遍路にきたときいてびっくりしました。
まだ海外旅行が普通じゃない時代に、アメリカで働いた話など、勇気をもって行動する人は、いくつになっても活動的で実行力があるなあとおもいました。
お昼をご馳走していただきました。ありがとうございます!
その後はスーパーで夕食、朝食を買って、ひたすら1人で歩きます。
荷物の重さがこたえて、疲れからか調子が出ずにイライラしてしまいました。
ぐったりと歩いていたところ、通りすがりの自転車の方が冷えた牛乳をさっと渡してくださり、そのまま何も言わずに走りさっていきました。
このさりげない優しさが、疲れた身体に沁みて、わたしはなにをクサクサしていたんだろう?!やりたくてやっているお遍路なのに!と元気になりました。
16:30に71番 弥谷寺に到着。
本堂までの530段余りの階段がキツくて、重いバックパックは駐車場に残して納経帳と貴重品だけ持って、登りました。
ラスト108段は煩悩を払うということで、一気に駆け上がりました。
社務所が17時までで、ギリギリ間に合いました。
本堂の奥の獅子洞の中に江戸時代以来の御開帳をしている秘仏の大師像がありました。
本堂にくっついた自然の洞窟の中で、石仏に囲まれて鎮座しています。
ここが空海さんが修行をしたところらしく、神聖な雰囲気が満ちていました。
一瞬わたししか参拝者がいない瞬間があり、静かにお参りする時間があって、大変貴重なものを拝見できて良かったです!
境内にはたくさん磨崖仏があって素敵なお山でした。
さらに登ると天霧城跡があるそうですが、ここからさらに1時間ときいて諦めました。
お参りをしていた地元の方に割引き券をいただいて、弥谷寺のすぐ前にある”いやだに温泉 大師の湯”へ行きました。
1200円と少し高めですが、広くて綺麗で、どくだみ湯や露天風呂やサウナなど温泉の種類も多くて、大満足です。
露天風呂からは遠くの山並みがぼんやりピンクや紫に染まっていました。盆地の家々や電車の光が見えます。
ムームーみたいなものを借りてリラックスして、閉店の前の23時までこちらでのんびりしました。
宿泊施設も併設してあったのですが、昨日も普通の旅館に泊まったので、今日は野宿の日。
駐車場の奥の屋根がある場所で寝袋を広げました。
縄張りを主張しているのかな〜と考え、わたしも自分の縄張りをアピールしよう!と思って、ワンワンと吠えてみたら、まわりから一斉に今まで以上の数でワンワンワンワン‼︎‼︎と吠えられたのでビビりました。
もし食べられたらどうしよう〜!と怯えながら、顔までしっかり寝袋で覆って、大人しく息を殺して就寝。
朱印300✖︎5 1500
朝ごはん 578
夜ごはん561
温泉1200
アイス130
計3969円
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