高野山最終日に、恵光院さんの高野山奥の院ナイトツアーに参加することができました。
ゲストハウス kokuu さんで申し込みをしてもらい、先にシャワーを浴びて19:30頃に恵光院さんへ。
ナイトツアーは、日本人10人くらいに対して、外国人40人くらいいてびっくり。
海外の方もみなさん勉強熱心なのと、それだけ個人旅行の日本人が少ないということでもありそうです。
同じゲストハウスからツアーに参加したシンガポールの男の子にも、出会うのは中高年の団体旅行北客ばかりで、日本人の若い旅人に会わない、と言われて、ちょっと考えてしまいました。
恵光院のお坊さんは、英語堪能な方が外国人グループを引率して説明して、少ない日本人グループは日本語でのガイドをしてくれます。
このナイトツアー、すごく勉強になりました!
昼間自分で案内板など見ながら歩きましたが、高野山のお坊さんに説明してもらうと、もっとちゃんと理解できます。
昼間と違って、静かで暗闇の中の奥の院はまた雰囲気が違います。
灯籠の透かし飾りの月の満ち欠けは、わたし達の心を表しているそうで、だから一つ一つその欠け具合が違っているとのことです。
空海さんと親交が深かった嵯峨天皇が、亡くなってから棺が行方不明になったとおもいきや、奥の院の橋まで飛んできていた逸話や、
高野槙は長持ちで、その分植物を切らずにすむので花500本と同じ意味があるなど。
特に印象に残ったのは、高野山は神様にお借りしている土地、いわば借地だから農耕などしてはダメで、だから野菜や穀類が貴重なので、お供え物の代わりとして切り絵を飾る習慣があること、
高野山のお坊さんは、お寺の一角に必ず神様を祀っているのでそのお世話もすること、
をきいて、奥の院に沢山鳥居がある意味がわかりました。
あと、沢山ある供養塔の大半には骨は入ってないそうです。
別に真言宗じゃなくても、浄土宗でもキリスト教でも何を信仰していても、空海さんを慕って、近くにお墓を作りたいという想いがあるなら、奥の院にお墓を持てるそうです。
さすが空海さん、懐深いなー!とおもいました。
有名な戦国武将の供養塔も沢山あるので、歴史好きな方は楽しいとおもいます。
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