5/20(水) お遍路24日目前日の石鎚山登山の疲れか、朝はすんなり起きれませんでした。6:00にようやく動き出して、布団など片付けて7:00に荻生庵を出発。
石鎚山山系が、壁のようにそり立っています。
近くのミニストップで手握りのおにぎりを買って歩き始めます。
歩き遍路中はたいてい歩きながらコンビニおにぎりを食べているので、さすがに飽きてきてちょっとでも違う味を食べたくなります。
今日は暑く、アスファルトの道をひたすら長く住宅地を歩いて行きます。
今まであった、お遍路用の休憩所がこのエリアではほとんど見当たらなく、コンビニでアイス&トイレ休憩をするしかありません。
ほんとに、歩き遍路にとってコンビニはライフラインです。
10:17に土居町の三度栗大師に到着。
子どもから空海さんが栗をもらって、それからこの一帯の栗は年に3回実をつけたそうです。
10:50 別格霊場の千枚通本坊 延命寺到着。四国巡礼中に行基が開創したと伝えられています。
空海さんがここで病人に「千枚通しの霊符」を飲ませて治したという伝説があり、この霊符は今も病気平癒などのご利益があるそうです。
本堂に行く橋の反対側には、空海さんが植えた”いざり松”の名残があります。
そこに屋根付きの東屋があり、おにぎりを食べ休憩しました。
そこからもひたすら直線を進みますが、日陰がなくて汗ダラダラで辛かったです。住宅地の中の小さな神社の軒先がやっと見つけた日陰で、倒れるようにそこで休憩させてもらい、あまり休むと立ち上がれなさそうなので10分だけ休んでまた歩き始めました。
12:15 村山神社に立ち寄りました。
拝殿の前に、堀で囲った浮島に二本の木が植えてある庭がある、不思議な造りです。
何の木かはわかりませんでしたが、桜と橘だとしたら御所の庭を再現しているのかな?と思いました。
なんとか今日中に三角寺まで打ちたくて休まず進みます。
日よけ大師堂を過ぎたあたりで、
三角寺の山を登る前に、スーパーバリューに寄りました。
この先は食料を補給できる場所がないので、今日の夕食、明日の朝、昼分の食料を買い込み、15:15に三角寺に向けて登り始めます。
時間が押してきていたこともあり、焦りがあってスピードもがあげて、キツイ登りでした。暑い中1日歩いてからの最後の山登り!
どうにか16:30までに65番 三角寺の頂上について納経できました。
三角寺さんの通夜堂は、庭にある六角形の東屋で、壁が上までなくて緑が多く虫が心配になり、今までの六角形東屋の寝心地を思い出すと、もうちょっと先まで頑張ってすすもうかなとおもいました。
リストに載っていた善根宿 西川さんに電話をかけると、本日大丈夫とのお返事をもらって、そちらに向かって山をおります。
途中、道を見失ってしまい、田畑の中の道で目印などもなく焦っていたら、近くを歩いていた親切なおじさまが車で送ってくださいました。
善根宿 西川さんは、ご主人が独学で家具作りをしている工房の二階を、お遍路さんのために泊まれるようにして下さっています。
夜に西川さんの作業場を見学させてもらって、わたしもこんな秘密基地みたいな工房を持ちたいなあと憧れました。
独学で家具作りをして10年になるそうです。
「師匠がいると、その教えどおりのやり方しかできず応用がきかないから、独学の方が良い。なんとかなる」とおっしゃっていて、わたしも似たような疑問を感じて飛び出した人間なので、とても励まされました。
朱印300
昼450
アクエリアス 140
アイス140
夜ごはん1006
計2026円
ランキングに参加しています。良かったら応援お願いします。