10月に入っても夏日のように暑かったり、急に秋めいて涼しくなったり、気温が安定せずに忙しいですね。
10月に父が「京都の秋といえば湯豆腐、南禅寺で湯豆腐が食べたい」といって京都に来たことがあります(笑)
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山で、京都の左京区にあり、地下鉄東西線蹴上駅より徒歩10分。
アクセスが悪いわけでもないのですが、京都にあまりにも神社仏閣がありすぎて、なんとなく今まで来たことが無かったです。
紅葉の時期は、南禅寺と永観堂ともに名所なので混むようですが、10月頭はあまり人がおらずゆったりとした時が流れていました。
重要文化財である大きな三門は登ることが出来ます。そこからの景色が綺麗でした。
三門とは、仏道修行で悟りに至る為に透過しなければならない三つの関門を表す、空、無相、無作の三解脱門を略した呼称で、山門とも書かれます。
南禅寺の三門は別名「天下竜門」といわれ、日本三大三門の一つだそうです。(そんなのがあるんですね(笑))
気になって調べたところ、残り二つは山梨:身延山久遠寺、京都の東福寺らしいです。日本三大のうち2つも京都にあるんですね~。さすがです。
歌舞伎「楼門五三桐」で石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」という名台詞は、この南禅寺の三門から満開の桜を愛でていったものです。
桜の時期はもちろん、紅葉も初夏の緑も、この紅葉前の秋晴れのときだって、綺麗な風景だなあとおもいます。
高さ22mもあるからこその見晴らしですね。
本堂はこちら。
臨済宗は禅宗の一派で、「お釈迦様の悟りそのものを坐禅により体得することが根本教義ですから、ご本尊を何にするかを特に定めてはいません。しかし、礼拝の対象としての本尊仏は、教義からすればまず第一にお釈迦様ということになります」臨済宗㏋より
ということで、御本尊は釈迦牟尼仏です。
境内は広く、様々なタイプのお庭があります。ここは追加で拝観料がかかります。
わたしはお寺のお庭が好きで、そこで長時間ぼーっとすると癒されます。
ただ、こちらのお庭は回遊式で、あまり座って休めるところがなかったので、長時間いれるタイプではないのが残念でした。
建物の周りを歩くのですが、どうせならこういった広い縁側に座ってお庭を眺めたかった~~!!
それでいうと、京都では大原の三千院や八瀬の蓮華寺がお庭を長く楽しめておススメです。
それから、有名な水路閣。レンガで出来たレトロな水道橋はローマっぽい雰囲気があります。
風情があるレトロ建築ですよね。フォトジェニックです。
物語の舞台になりそうな、雰囲気があります。
人気で人が沢山いるので、閑散期や時間をずらしていったほうが良い写真が撮れるとおもいます。
明治23年(1890年)に建てられたもので、琵琶湖の湖水を京都の街へと運ぶための水路橋としてつくられました。
その後父と湯豆腐へ。
南禅寺の前には沢山の湯豆腐屋さんがありますが、シーズンは特に混んでいるので事前に予約が必須です。
東山エリアより少し渋い、大人向けの秋の南禅寺を堪能しました。
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