最近山の記事を書いていないので、数年前になってしまうんですが屋久島に行った時のことを書きたいとおもいます。
ずっと、屋久島の縄文杉と、もののけ姫の舞台のモデルにもなった白谷雲水峡に憧れがあったのです。
太古の雰囲気が残っている島なんじゃないかな、と思っていました。
社会人になってから、久々のまとまった休みを取って、友人と6月のはじめに行ってきました。
まずは飛行機で鹿児島まで。
桜島が噴煙をあげていました。その黒い煙が上がっている奥に、灰色の重たい雨雲が広がっています。
宮之浦港について、宿に荷物を置いて、レンタカーで島内一周へ!
まず最初に行ったのは益救神社(やくじんじゃ)。
「益救」と書いて「やく」と読みます。
かつては「ますくひ」「すくひ」と呼ばれていたそうで、旧称は「須久比ノ宮」です。
現在の主祭神は山幸彦である天津日高彦火々出見命(あまつひこひこほほでみのみこと)ですが、創建の由緒は不明ですが、元々は屋久島中央部の宮之浦岳・永田岳・栗生岳の三岳の神さまを祀ったものと考えられているようです。
明治維新までは島内各地に三岳の遥拝所があったそうですが、現在はここと原集落にある原益救神社の二社と、宮之浦岳の奥社のみになってしまいました。
明治政府の神仏分離令では、お寺も廃仏毀釈の嵐に曝されましたが、在野の神社の多くも、統廃合によって廃されてしまいました。
屋久島では、春秋の彼岸になると、村落ごとに若者を中心とした一団が御岳に登山し、石楠花の枝を土産として里に持って帰る風習があったそうです。
山が神聖な場所、異界の象徴、イニシエーションの儀礼の場となっていたことがわかります。
屋久島は小さな島なので、海と山の距離が近いです。また、そのどちらの自然の恩恵も受けています。
だから御岳信仰が生まれたのも自然なことですね。
こんな不思議な石もありました。
それから志戸子ガジュマル園へ。
はじめてみるガジュマルの群生に興奮しました。
山の中に行かずに豊かな屋久島の自然が感じられるので、小さい子連れの方などにはおススメです!!
この時は雨が強くなっていてわたしたち以外には誰も居ませんでした。笑
ガジュマルのカーテン。
この後旅の中でもっとすごいガジュマルを見ることになるのですが、このときはそれを知らず、写真を撮りまくっていました。
ハートの葉っぱ♥
それからウミガメの産卵の見られる海岸、東シナ海展望台へ。
天気が良いとここから口永良部島や硫黄島が見られるようです。
この海岸線をみると、ほんとに海からすぐに切り立って山がはじまるのがよくわかります。
電柱も人家もなく、たぶん太古から変わらない風景。
屋久島は自然の力の方が強いことを感じて、ワクワクします。
そこから、西部林道を通って島の反対側西側に行きます。
この道がくねくね曲がっていて怖くて、山道に普通にヤクジカと猿が座っていて、雨も強くなっていて色々怖すぎました。
わたしは一人では行けなかったとおもうので、友人がいてくれてホントに心強かったです。
大川の滝。
大変な思いをしてここまできたけど、雨が酷くてさっと見て切り上げました。西部林道が怖すぎるので、引き返さずに一周コースを進みます。
約1時間くらい走って、こんどは千尋の滝へ。
こちらのほうが迫力がありました!!
太古の雰囲気、ありますね~。
もののけ姫が潜んでいそうです。
安房港の料理屋で、屋久島ならではの魚介料理を食べました。
トビウオのから揚げ。骨?が沢山あって、バリバリしてました。
翌日は、ガイドを付けて、白谷雲水峡から屋久杉を見て、山の中で一泊する予定でした。
この雨で、果たしてそれは叶うのでしょうか…
次回に続く!!
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