京都伏見の醍醐寺に11月半ばに参拝しに行きました。
真言宗醍醐派の総本山で、世界遺産にも登録されています。
登山口から登る山上の上醍醐と、山下の伽藍のある下醍醐からなるとても壮大なお寺で、大峰奥駆修験道の山伏修験の当山派なだけあるなというような、歴史あるお山のお寺です。
平安初期に理源大師が笠取山(上醍醐)に登って観音像を彫刻して安置したのが始まりと言われています。
その後醍醐天皇の勅願寺になって大伽藍が整えられました。
三宝院庭園も綺麗です。
菊と桐の御紋もあって由緒正しい感じです。
仁王門。豊臣秀頼が金堂の再建の後、慶長10年(1605)に再建したものです。
大きな木の並木があって、古くからの境内だなということがわかります。
立派な五重塔です。醍醐天皇のご冥福を祈るために、第一皇子・朱雀天皇が着工し、第二皇子の村上天皇の時代に完成しました。
内部の壁画は密教絵画の源流ともいわれて、両界曼荼羅の諸尊や真言八祖像が余すところなく描かれています。十世紀の絵画は唯一で、国宝に指定されています。
高さは約38メートルで、京都府下で最も古い木造建築物となっています。
金堂です。この金堂が、醍醐寺の中心のお堂であり、安置されている薬師如来坐像が醍醐寺の御本尊だそうです。
薬師三尊像(中央:薬師如来、脇侍:日光・月光菩薩)が奉安されています
現在の金堂は豊臣秀吉の命によって紀州(和歌山県)湯浅から移築が計画され、秀頼の時代、慶長5年(1600)に完成しました。
だからか、境内の門には天皇家の菊の御紋と豊臣家の桐の御紋があしらわれています。
境内の奥に進んでいくと不動堂があります。
密教のお寺らしく、お堂の前に護摩道場があります。
それから弁天堂に向かう道は、少し山の上の方に近づいたからか、紅葉が進んでいます。
赤と黄色と緑のグラデーションが本当に美しいです。
朱塗りの弁天堂と真っ赤な紅葉が池の水面に反映して綺麗でした。
のんびり1人で紅葉を楽しみました。
上醍醐はこの時期は入れないようになっていました。
お山の中も色々伽藍が合って見どころ多そうなので、ぜひ暖かい季節にまた訪れたいとおもいます。
紅葉を見て長居をしたので、冷えた体にお汁粉が美味しかったです。
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