ハード登山 横峯寺

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5/17(日) お遍路21日目お遍路再開。

5:15起床して、6:00にシクロゲストハウスで知り合った男の子と李さんと3人で出発しました。
チャリダーの男の子は友人に会いに行くというので途中で別れて、李さんと2人でおしゃべりしながら進み、

8:00には59番 国分寺に着きました。


その後、道沿いにあって寄りたかった伊予漆器館には9:15くらいに着いてしまい、開館が10時からなので、今日は連れもいるし最後のお寺が打てるかギリギリなので、泣く泣く諦めて先に進みました。

李さんとは、英語で韓国と日本の会社や学校の違い、労働システムについて話していて、似ているようで細かい所が違っているのが面白かったです。

今治市から西条市に入って、大明神川沿いを歩いているとき、カフェ ベイシック のご主人が、わざわざ外に出てきて、「お遍路さーん、休憩していきませんかー?!」

と声をかけてくださいました。

日差しが強く暑さでバテバテだったところだったので、涼しい店内で座って休憩ができるだけでもありがたかったのに、なんとお接待でトーストサラダとスイカ、アイスコーヒーまでご馳走していただきました。


生き返りました!!
ご夫婦で3回ほど車でお遍路を回られたそうで、お遍路さんは助けたくなると言ってとても親切にしていただきました。
こんなに下心なく、見返りなく、ただただ助けたい、その人が良い気持ちになって先に進めるようにしてあけだい、と思う人がいるなんて、やっぱり四国の人は特別だし、そんな人が今の世の中にいることを知れて、お遍路をやって良かったなあと感動しました。
減っていた水筒の水も補給させともらって、再出発。

ここから次の横峯寺までが遠く、石鎚山の中腹なので、平地からまた山へ行くまでが長く感じました。

わたしは山登りと同じように歩きながら小まめにエネルギー補給をしていたのですが、李さんはあまり長距離の歩きに慣れていないのか(普通そうですよね)、山道に入ってからみるみる速度が落ちて、明らかにバテていました。
李さんはまだ若いし、どうみても体力が無いというよりシャリバテってかんじで、歩くカロリーに対して食べていないのがエネルギー切れの原因だとおもいました。
わたしはしきりに「何か食べたら?」ときいて、お菓子など渡していたのですが、わたしの英語が上手く伝わらなかったのか、”なんでコイツはこんなしんどい時にそんなに食べろ食べろと言うんだ?”ってちょっと不思議そうな顔してました笑

当初の計画から、横峯寺に着くのはギリギリになるだろうということはわかっていたので、李さんはムリかもね〜という様子で、わたしは頑張ればイケるよ!と言っていました。
他のお遍路さんの車に乗せてもらおう!ということも考えたのですが、わたしたちの登った側からだと、車を途中で置いて2時間くらいは山道を登らなくちゃいけない。違う道にはもっと近くまで車で来れるとこもあるのですが、それは後からわかりました。
山道の手前の駐車場には東屋があり、そこにはお遍路さん用なのか布団もありました。

しかし壁も途中までしかないので、ここで寝るのは寒そうだし、布団も湿気ていそうで、どうしても他場所がなかったらここに戻ってこよう、と頭の片隅に入れてから登りはじめました。

山道は勾配もきつく、ハアハアと息がきれます。タイムリミットも迫っているので、気持ちも焦ります。最後の最後で、納経所が閉まる30分くらい前に、わたしはこれはイケるな!と思い始めた頃、李さんが完全に座り込んでしまいました。

彼に、”先に行って僕の分の霊場札をもらっておいてくれないか”と言われので、わたしは先に登って御朱印をもらうことにしました。

16:40に60番 横峯寺に到着。


山道では、2組しか人にすれ違わなかったのに、境内には結構人がいてびっくりしました。車の方はみんな違うルートで登ってきていたんですね。
納経所も時間ギリギリに列が出来ていて、並んで無事自分の納経帳に御朱印をいただき、李さんの分の霊場札?をいただきました。


わたしはこの霊場札といゆうのを知らなかったのですが、納経帳のバラみたいなかんじで、1枚ずつわかれた御朱印のようなものでした。
わたしの番が終わって、李さんを迎えに行こうとしたところで李さんも到着。

「ホラ!やればできるじゃん、間に合ったでしょ〜!」とドヤ顔のわたし。
しかし問題はまだあります。

横峯寺さんの休憩所は、綺麗で壁も窓も完全に閉まる広いところだったので、わたしは今晩はもう下山せずこちらに寝かせてもらうことにしました。
でも李さんは明日仕事だし、なんとか降りなければいけませんが、もうバスもないとのこと。
わたしは納経所の列で前に並んでいたご夫婦に声をかけると、車で岡山から来ているとのことなので、最寄りの駅まで李さんを乗せてもらえないかきいてみると、快くオッケーしてもらえました。
これで今日はもう心配事はないので、ゆっくりとお参りしました。


全て上手くいって良かった!ありがとうございます!!とお礼の気持ちをこめました。
その後李さんをご夫婦引き継いでお別れ。

1日だけですが、誰かと一緒に歩くというのは楽しくて時間はあっというまに過ぎますが、相手のペースに合わせたり休憩を取るタイミングなどが難しいなあとつくづくかんじました。

横峯寺さんの休憩所には、先客のおじさまがいて、休憩所の中にテントを張っておられました。73歳ですがずっと野宿で回られているそうで、体力あるなあ!と尊敬しました。

わたしはおじさまに手伝っていただき、休憩所の木のベンチをくっつけて簡易ベッドをつくり、その上に寝袋をしいて寝ました。

すぐ近くにトイレがあり、ベッドライトをつけて夜中に行く途中、満天の星空をみることができました。
朱印300✖️2 600
昼ごはん 328

朝食188

日焼けどめ 398

計1514

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