遍路後、2015年の夏にずっと行ってみたかった戸隠神社に、山登りを兼ねて行ってきました。
戸隠神社は霊山戸隠山の麓にあり、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる創建二千年にも及ぶ歴史ある神社で、天岩戸伝説に所縁のある神々をまつっています。
神仏混合の時代は戸隠顕光寺として戸隠修験が盛んでしたが、明治維新後に寺を切り離して神社となっています。
戸隠修験から派生した戸隠流忍者なども有名な、ロマンがある土地で、わたしはずっと行きたいと思っていました。
まずは長野駅までバスで行き、駅中の観光案内所で戸隠までの行き方を調べました。
戸隠高原フリー切符¥2600
駅前のアルピコ交通で購入して、バスに乗ります。
1時間くらいで、長野の街中からぐっと山深い戸隠まで行けることにびっくりしました。意外と近い。
戸隠神社中社の近くの”旅館 横倉”さんにお世話になります。
部屋にザックをおいて、小さいナップザックで戸隠神社を参拝しに行きます。
小雨が降っていて、白い靄がかっています。
天気は残念でしたが、これはこれで神聖なかんじがして良かったです。
鳥居を進むと大きな三本杉があります。
中社社殿の中には、妖怪画などで有名な河鍋暁斎の龍の天井絵があります。
慶応元年に描かれたものは火事で焼失してしまい、これは復元されたものです。
中社から出るバスにはまだ時間がかかるので、歩いて宝光社へ向かいます。
20分くらい下って、火之御子社に到着しました。
神仏混合の時代も、このお社だけは草創期から現代まで神社として祀られてきたそうです。
祭神が舞をまった天鈿女命(アマノウズメノミコト)というだけあって、戸隠神社太々御神楽がここの社人によって代々伝わってきているようです。
さらに15分、車道とは違う”神道”を下って、宝光社に到着。
社殿は現存する戸隠神社の中で1番古い文久元年に建てられたもので、宮彫師 北村喜代松による見事な彫刻で飾られています。
15:30くらいで、平日ということもあり参拝客はわたししかいませんでした。
7月なのに涼しいくらいの山の冷気をかんじながら、深呼吸しました。
帰りは、宝光社から登りのバスに乗りました。
ちょうど地元の小学生が下校で乗っていて、賑やかで可愛かったです。
戸隠に住んでいるなんてどんなかんじなんだろう!神社が身近で良いなあとおもいました。
夕方ということもあり、蕎麦屋が結構閉まっていたのですが、”そば処 二葉屋”さんに行きました。
限定の十割蕎麦は終わってしまっていたのですが、天ぷらそばもボリューミーで美味しかったです。
それから、腹ごなしに鏡池まで歩いていきました。結構遠くて、片道1時間くらいありました。
しかも、この天気なので、曇っていて鏡池なのになにも映っていません。笑
晴天のときには、この鏡池に戸隠連山が映ってとても綺麗なようです。
旅館 横倉さんには山の本も沢山あったので、明日の戸隠山登山に向けて情報収集しながら、早めに就寝しました。
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