高知寄り道

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5/5日(月) お遍路10日目
5:30起床。ホテルで一人寝で熟睡できました。
まだ鼻水は出てますが、だいぶ体調は回復しました。
6:36の電車で土佐山田から土佐長岡へ。

このお遍路を始める前に、1番霊山寺に行くまでに乗った以来の、久しぶりの電車です。

龍河洞に寄り道するにあたり、お遍路道は歩きで、ただしお遍路から外れる時と、またルートに戻るときは公共交通機関を使っても良し、と自分で新ルールを決めました。笑

もちろんお遍路は修行の旅だから、観光や寄り道なんて言語道断、と思われる方もいるかもしれません。

でも、ここまで日々計画立ててお寺を回ってきてみて、もっとお寺でゆっくりしたいと思っても、今日の最後のお寺に間に合わないかも、と気が急いてしまったり、納経帳に御朱印をいただくのが単なるスタンプラリーの達成感にしかなってないような気もしてきてしまいました。

自分で40日以内に回ろう、と決めたり1日30㎞歩くと決めると、つい早くお寺をまわりきろうと思ってしまうけれど、早く回りきったから自分が変わるとか何か良いことがあるというわけではないし、
スピードを競う競技ではなく、お遍路の旅では自分を見つめ直したり、人との出会いで新たな考えを知ったりすることを期待しての旅だったことを、今一度考えました。

そうして、実際に昨日は寄り道した龍河洞で、出会って良かったなぁとおもう新たな友人が出来ました。
あのイタリア人学生たちとは連絡先を交換し、後日6月にそのうちの1人であるFrancescaが東京に来た際に、一緒に鎌倉、東京観光をしました。

この話はまた後で、江ノ島の神社も素晴らしかったのでブログで書きたいなーと思っていますが、

わたしが思ったのは、
もし、お遍路中に寄り道するのがダメだったら、観光したとしてもなにか後ろめたい気持ちや遊んでいても気がそぞろになってしまったりして、

心から楽しめないんじゃないかということです。

しかし、わたしは寄り道を楽しんだ以上に、たまたま寄り道で歩き遍路では乗らないバスに乗ったために、すごく素敵な縁で友人をつくることが出来ました。

しかも、これはなんとこの後同じようなことが高知でも起こったんです。
だから、他の人からみたら”ただの偶然でしょ、お遍路中に寄り道したことへの言い訳でしょ〜”と思われるかもしれませんが、

わたしはこんな良いことがおこるなんて、

“この素敵な縁を繋げてくれたのは神仏のおかげだし、お遍路中は同行二人で空海さんが側にいてくれてるんだから、空海さんが取り持ってくれた縁だな!”
と思いました。
それくらい特別な出会いが寄り道中にあったので、お遍路はもちろん真剣に歩くべきものですが、
空海さんが育った四国の土地の面白さを感じたり、遠方の方はなかなか来れない場所に立ち寄り、その時その場にいる人たちとの時間を大切にすることも、良いことだと思います。

さて、土佐長岡駅から歩いて、7:30に第29番 国分寺に到着。

  
境内は早朝の清々しい雰囲気でした。

空海さんの

「未学の凡夫 強ちに胸臆に任せて

難思の境界を判断すべからず」

という「十住心論」の言葉が掲示板に張ってありました。

  
解説に”自分の知っていることが、総てだという考えでは、広く深い心理の世界を知ることはできない”
とあって、このことをずっと忘れない人間でいたいな、と思いました。
わたしは、なにかに凝り固まったり、自分と違うものに対して拒否しかできない人になりたくない、と強く思います。
でも、年を重ねていくと、自分の人生こそ最善の選択だと思いたくなったり、自分の考えを真理だと思いたくなってしまうから、それはなかなか難しい。

そして、常に凝り固まらない、ということと、自分の中に芯を持つということを、ちゃんと両立するには、どうしたら良いのか、それらの違いはなんなんだろう。

今のわたしにガツンと響く言葉で、これだから、お寺や神社に行くと、人だけじゃなくて今自分に必要な言葉にも出会うから、ほんと好きな場所だなーと思いました。

ここから6㎞ほど歩いて、土佐神社へ。

  
境内に礫石という磐座があり、古代からこの石を祭祀したことが神社創始の由緒とされています。

  
立ち寄れませんでしたが、ほかにもみそぎ岩や斎籠岩という岩も、由緒地にあるそうです。

国の重要文化財に指定されている長宗我部元親が再建した本殿は、上からみるとトンボのような十字形で、凱旋を報告する社という意味があるとのこと。

神社なのに本殿の屋根に千木や鰹木かないのが気になって、神職さんにきいたところ、神仏習合が強かった時代の名残だということを教えていただきました。

  
すぐ近くに第30番 善楽寺

  
参拝後に土佐一宮駅まで歩き、そこから電車で高知駅へ。
駅前には、三志士像がお出迎えしてくれています。

  
幕末志士社中”とさてらす”にて、ステージを終えた龍馬と中岡慎太郎に一緒に写真を撮ってもらいました。

  
すごく優しくて、わたしが白装束だったので「お遍路がんばってください!」

と話しかけてくれました。

高知の名産品の試食会があって、芋けんぴなど食べてお腹を満たしてから、大河ドラマ「龍馬伝」のセットへ。

  
龍馬の家のセットは、釘かくしの飾りや、龍馬の部屋の着物がちょっと斜めにテキトーにかけてあったりと、細部までこだわって作ってあるので、見るのが楽しいです。

  
岡田以蔵役で迫真の演技をみせた、佐藤健くんの衣装に大興奮。

  
龍馬の衣装を着せてもらって、銅像と同じポーズで写真を撮りました。

  
とさてらすの観光案内所で、高知城など回るにはMY遊バスチケットが便利ときいて、路面電車をはりまや橋で乗り継いで高知城へ。

  
木造で、土佐漆喰が残っていて、規模は小さいながら見所がたくさんあって良いお城でした。
観光客がたくさんいて、お遍路さんが全然おらず、白装束が目立って目立って、少し気まずかったです。笑

その後バスで五台山へ。
バス停でバスを待っているときに、一緒にバスを待っているおばさまが、がんばってねと千円くださいました。

お遍路はじまってから初めてのお金のお接待を受けて、こんなこともあるのかとびっくりしました。

バスの中でカナダから来た男性に

「あなたは山伏ですか?」と声をかけられました。

わたしは、日本人でもなかなか山伏を知らないのに、外国の方の口から山伏という言葉がきけたことに興奮して、
「わたしは山伏になりたい者です、これはお遍路です」と説明しました。笑

彼は仏教についても勉強しているようで、一緒に五台山展望台をみて、

  
第31番 竹林寺を参拝しました。

  
高知城に寄り道しなかったら、彼とバスで出会うこともなかったので、やっぱりすごい縁だなと思いました。

なんと、この彼とはこのお遍路の旅の最後にまた再会することになります。

竹林寺でカナダの彼と別れて、わたしは次の禅師峰寺を目指し、途中の池の近くのスーパーで夕食を買って、池の周りの休憩所で晩御飯を済ませました。

暗くなってきたので、ヘッドライトをつけながら歩き、暗いとお遍路シールも見落としがちで道に迷いそうなので、手前の石土神社の境内で野宿させていただきました。

  
小さな地元の人のための神社というかんじで、夜にいきなりきて一晩屋根をお借りすることを神様に挨拶してから、軒下で寝ました。

  
夜は少し冷えます。
切符160 ➕210 370

朱印300 ✖︎5 1500

バス 600

高知城 330

幕末社中 500

スーパー 1391

蚊取り 821

計¥5512

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