芦雪の虎! 和歌山女子三人旅①

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大阪一人旅を満喫し、翌朝は泉大津駅で友人二人と待ち合わせて、車で和歌山まで連れて行ってもらいました。

 

この二人とは、東京の御蔵島という野生のイルカが住んでいる島で、ドルフィンスイムをするツアーで出会ったのです。

一緒にイルカと泳いで、BBQして仲良くなりました!

今は、こうやってブログやFacebookなどで、旅先での一期一会の出会いから縁を繋げることができるから、

本当に良い時代になったなあって思います。

 

串本に到着して、まずはお昼ごはん。


 とびことしらす丼、マグロカツ、ネギトロ丼、鯛のギョーザをみんなで分け合って食べる。

やっぱ海が近いからか、海鮮が美味しい!!

 

その後、めっちゃ細い道を通って、無量寺に到着。


このお寺には、わたしの大好きな長沢芦雪の屏風などを展示している「串本 応挙芦雪館」があるのです。

ずっと行ってみたかった場所で、今回友人たちがわたしの希望を叶えてくれました。

 

到着した時間に、ちょうど東京あきる野市 臨済宗 建長寺派 廣済寺

https://www.facebook.com/kousaijiakiruno

住職 渡邊宗禅 さんの法話がきけるということで、無量寺の檀家さんに混じって観光客のわたしたちも一緒に拝聴させていただきました。

 

この住職さんが、美大出身の日本画家で、パリで仏教と出会ってその後出家までしたという面白い経歴の持ち主です。

その経験を交えたお話を夢中になって聞いてるうちに、今の自分の乗り越えられない悩みと重なるところもあって、それを突破してきた人だから、わたしも突破できるんじゃないかという希望がわきました。

ようは心の持ちようなんだな、と。

「現実は変わらなくても、その現実の受け止めかたは自分次第で、自分の心には好きな色で好きに描ける」という言葉は、芸術家らしく、簡単だけど難しい、でも本当は心ひとつでできることで、良いお話を聞けました。

今の私がこのお話を聞けたのも、ちょうど始まる時間に無量寺さんについたのも縁だなあ!とおもってありがたかったです。

 

 

その後、収蔵庫の長沢芦雪の「龍虎図」の襖絵、師匠である丸山応挙の山水図などを、


本物を!!ガラス越しでなく!!!襖としてはまった状態の展示スペースで見せていただきました。

 

そのまま展示しているため、晴れの日のみの開館だそうですが、ガラスが無い分肉眼で細かいところまでみれて、すごい迫力でした。

キュートな虎の毛の細かさ、龍の伸び伸びとした筆つかい。虎の絵の裏に猫の絵が描いてあるのも遊び心満載。

若冲の珍しいシンプルな骸骨の水墨画、熊谷守一の十二支の絵葉書など、すごく面白いものがみれてよかったです。

説法を聞かせてもらった本堂の方には、複製で芦雪の襖絵がはまっていて、開けたり閉めたりした時の絵の見え方の効果など、想像しやすかったです。

わたしは建築と一体となった空間演出の装置として、日本の襖絵が大好きで、特に芦雪の大胆な構図は

襖の開け閉めを計算してパッと虎が現れたり、ドラマティックな演出がされていて楽しい!!と思いました。

ぜひ拝観してほしいお寺&美術館です。

 

その後、ドライブで橋杭岩へ。


鬼の歯のようなギザギザした面白い岩がたくさん。

 

弘法大師空海さんが、昔おにと力比べして作りかけた橋の残骸という伝説があります。

空海さん大雑把すぎるやろ~!!

 

 

この日の宿は紀伊勝浦駅近くの「お宿 はな」。


 なんとここ、3年前くらいに熊野三社巡りしたときも泊まったお宿でした。行ってみて見覚えあってびっくり。

 

若女将がすごく感じよくて、おいしい料理やさん情報など詳しく教えてくれました。

 

晩御飯は「まぐろ三昧 ナ智」で

“イラギ(サメ)の唐揚げ”、“ウツボの小明石煮”、‟クジラのしぐれ煮”、‟熊野牛のオムライス”と南紀珍味をたくさん食べれて大満足。

 

 

 

 

 

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