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いよいよ四国へ旅立ちの朝。
5:00に起床できたので、せっかくだしもう一度”生身供”を見に行って、御廟の前でゆっくりしました。
女ひとりなこれからの旅、無事88ヶ所まわれるように、空海さんによくお願いしておきました。
昨夜のナイトツアーの復習をしながら奥の院を歩いて、お世話になったkokuuさんのみなさんにお礼をいってから、7:15の奥の院発のバスで下山。
南海電鉄の「とくしま好きっぷ」だと、南海電鉄➕フェリーで高野山から徳島まで2000円で行けるので、利用しました。
南海電鉄の和歌山港行きが本数が少ないので、だいぶ待ちましたが、これからは修行の遍路旅、安さにはかえられない。
13:40-15:50の便の南海フェリーに乗りました。
ちょっと不安もあるような、でも早くお遍路始めたいような、ドキドキした気持ちで、なかなか眠れませんでした。
フェリーには机や充電できるコンセント、WIFIがあって、助かりました。
フェリーを降りた段階で、今日はお寺には間に合わないので、1番霊山寺の近くで止まろうと、kokuuで四国出身の方に教えてもらった”お四国ゲストハウス”に電話をかけて、今晩泊めてもらえるか確認しました。
大丈夫とのことなので、港から20分バスに乗って徳島駅へ。
駅周辺は都会で大きな駅なのに、自動改札機がなくてびっくり。
電車もワンマンで、車掌さんが無人駅ではもぎりもします。
徳島駅から20分で板東駅へ。
駅の構内に、歩き遍路用の宿一覧が置いてあり、これが大変役立ちました!
駅から霊山寺を目指していると、急に色々挨拶されたり声をかけられるようになって、いよいよ四国遍路の土地に来たんだなぁ!と実感がわきました。
駅から1番まで、道に緑の遍路ラインが引いてあったのですが、わたしは始め気がつかず、地図を見ながら歩いていたら、フィギュアの羽生くんみたいな爽やかな男子高校生が、道案内してくれました。
きくと、学校の課外授業でお遍路さんへのボランティアをする時間があるらしい。さすが発心の道場、徳島!
彼のおかげで幸先よいスタートです。
“お四国ゲストハウス”は、オーナーも元お遍路ということで、高野山で出会ったお遍路さんとは正反対の方向で厳しいアドバイスをいただきました。
お遍路に歴史があるといっても、ここまでメジャーになったのは戦後であること、
四国の人達も普通に自分達の生活がある中で、”四国なら、遍路なら、何をしても良い、これくらいは許される”
という考えで無茶をする人が多くいること、その尻拭いは土地の人がやることになるけど、それはやりたくてやってるわけではなく、見かねて助けているということ、
それはそうで、遍路でもそうじゃなくても、他人に迷惑をかけてなにか自分の我を通すのは人として良くないなと、肝にめいじました。
あと、わたしのように女ひとりで野宿の遍路は、四国といっても色んな人がいるし、マスメディアが報じないだけで危ない目にあった人はいるし、オススメしないとはっきり言われました。
わたしはわたしの判断で、民宿、善根宿、通夜堂、野宿が織り交ぜになった旅をして、無事結願しましたが、だからといって誰でも大丈夫とは言えないので、
このブログを読んでくださっている方にも、もしお遍路に行くならば、身の安全とお金とをよく考えて、もしものこともよく吟味して、旅のプランを考えてほしいとおもいます。
こちらのオーナーさんに、1日、3日後までの計画のたてかた、遍路地図での食料ポイントや周り方の効率の良いところを教えてもらいました。
どんなに足のはやい人でも、だいたい時速4キロから5キロ、
お四国1200キロの遍路道を、1日30キロで40日で歩くのがベストとのこと。
それ以上時間ゆっくり歩いても、時間をかけて日数が伸びる分、疲労が蓄積して辛くなるらしいです。
ただやみくもに1日歩くのではなく、山と同じで地図をみて計画をたてて、日暮れまでに宿や野宿ポイントがある場所に行けるか、考えて1日の歩るく距離を決めるのが重要なんですね。
遅くまで解説してもらって、明日のプランをたてて就寝しました。
ゲストハウス2000
食料830
バス220
電車240
お菓子240
計3920
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