4月23日連日早朝に起きて疲れが溜まっていたので、久しぶりに8時起床。
ゆっくりめに支度をして朝食を摂っていると、昨日のお遍路のおじさんに「こんなゆっくり起きてるようじゃダメだ、宿の掃除など積極的にやるようじゃないといけない、荷物もこんなに重いんじゃ一週間もたない」
と厳しいダメ出しをいただきました。
わたしにも、連日朝早かったから〜と言い分はありましたが、言われるまで早朝掃除手伝うなんて考えもしなかったので、お遍路さんとしての心構えを教えてもらいました。
親でもないのに厳しいこと言ってくれるなんて、ありがたいですよね。
つい反射的にムッとしてしまった自分をまだまだだなと反省しました。
アドバイスに従って、Kokuuさんからダンボールをいただいて、できる限り荷物を減らしました。
まず、小屋などで雨露凌げるとの言葉を信じて、このために買ったけどテントはいらないと判断して、その他文庫本なども削って実家に送り返しました。
これに時間がかかって、10:30頃ゲストハウスを出発して、高野山女人堂トレッキング開始です!
中の橋案内所の駐車場の奥へと入っていくとコースの入り口があり、そこから森の中をずんずん進みます。
未だ女人禁制で、修行の道場として高野山の山の中にひっそりと残っている円通寺を門から拝みました。
厳粛な雰囲気でした。
高野山は1つの山ではなく8つの山脈が重なって蓮華の花のようになった中心の窪んだ盆地で、周辺の山脈を歩いてみるとそのことがよくわかります。
山の中では、ガサっと音がしたのでよくみるとヘビ!ということが3度ほどありました。
マムシじゃなければ、わたしはヘビは好きなので、遭遇するとラッキーとおもいます。
でも、木に大きなどうみても熊の爪跡が残っていたのにはビビりました笑
それから、先に進んで轆轤峠へ。
高野山がまだ女人禁制だった時代、女性はこの峠からせめて一目でも高野山を見たいとおもって、首を伸ばしたことにより、この名前がついたそうです。
ちょっと切ない。
よくこういった例をとりあげて、仏教が女性差別的だという人がいますが、教義がどうこうじゃなくて、実際に男の人が自分を律して修行するには、女性がいると集中できないという男性側の生物的な問題な気がします。どうしてもそうなんだからしょうがない。笑
ここにお願いすると叶うという、地元の人の人気も高いお助け地蔵にお参りして
大門へ。
ちょうど四国霊場会の方々の練行を拝見できました。
四国お遍路の先達さんたちなので、金剛杖ではなく錫杖を持っています。
大門からまた山道に入って、急登を登って984.5mの弁天嶽へ。
バスで玉造前まで戻ってきてから、「かさ國カフェ」でやっていた1200縁祭の展示を見ました。
展示出品者の絵本・イラストレーター作家のいまいけいこさんと意気投合。
なんと、女子高生時代に1人歩き遍路をやったそうな。
すごい勇気!遍路に興味ある女子高生なんて素敵‼︎
「あの頃のわたしのヒーローは空海さんだった。さながら同行二人は空海さんとのデート気分だった」
という彼女の言葉に、その気持ちわかる〜とめっちゃ同意したのでした。
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