愛宕山の千日詣 京都嵐山の夜間登山

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8/11の山の日はみなさま山に行かれましたでしょうか?

わたしは当日は地上で友人とのんびりホラー映画を観たりしていたのですが、8月に入る日に登った愛宕山についてレポしたいとおもいます。

京都の西、嵐山の愛宕山は7/31の夜から登り、8/1の未明に参拝する千日詣りがあります。

千日詣、千日参り、神社の正式名称では千日通夜祭といいます。

3歳までの子どもが参ると、その子は一生火難から免れる徳を得るといわれているので、小さなお子様を背負った親御さんの姿も多くありました。その愛情はきっと子どもの守りになるとおもいます。

当日仕事をしていて、夕方友人からの連絡で「一緒に登らない?」と誘われたため、急遽登ることにしました。

そのため、寝不足で体調のコンディションも良くないし、一旦家に帰ってから山の道具などを用意して向かったため、登山できる体力あるかな~と少し不安でした。

22:00頃嵐山駅前からバスに乗り、清滝で下車。バスはこの日のみ深夜0時まで運行しているようです。

23:30頃から登山開始。普段絶対こんな時間に山登りを始めることはないので、なんだかワクワクします。

山の中は上の方に電球がつるされていて、真っ暗ということはないですが、足元は暗いので

ヘッドライトはあって良かったです。

登っていると、山の中で蒸し蒸しとした暑さはないのですが、やはり山登りをしていると身体から熱がでて

暑くなってきます。水は沢山持って行った方がいいです。

ある程度登っていくと、見晴らしが良い場所に出ます。京都の盆地の夜景が綺麗でした。

山の中には所々こういった休憩所があります。比較的大きめなので、何人もが荷物を置いて水分補給したりと休めます。

深夜1:30頃、山頂近くの黒門に到着。

この黒門はお寺の山門で京口総門と呼ばれた、白雲寺の京都側の山門でした。

愛宕山の山頂には現在愛宕神社のみですが、江戸時代まで神仏集合のお山でした。白雲寺が神宮寺として実権を握っていたようです。

しかし、慶応四年の神仏分離令によって白雲寺は破却され、この門のみ残っています。(京口に対して丹波口の門もあったそうですが、そちらも今は廃材が残るのみだそうです。)

山門の中は以前あったという6つの宿坊の残りとして石組みが残っていました。

神社の境内に入ると、山頂では飲み物など販売がありました。

持ってきていた水は飲み切ってしまったので、ここでペットボトルのスポーツドリンクを購入しました。

提灯の光に浮かび上がる門が、ここから聖域ですという雰囲気が出ていて、背筋を正しました。

提灯の1つに、大きくてきれいな緑色の蛾がとまっていました。

蛾は苦手なのですが、これは綺麗だったので思わず見惚れてしまいます。

深夜2:00にちょうど神社に到着しました。

境内には沢山の提灯で明るく、また沢山の参拝客がいます。

ちょうど神事がはじまりました。こんな時間に神事を行う神職さんも大変ですね。

境内をぐるっと参拝してまわります。

至る所におもいおもいに人が寝っ転がって休んでいます。

テントも寝袋も用意していなかったので、境内の板間があるところで1時間くらい横になって休みました。

夏なので油断していましたが、山頂は924mなので、けっこう涼しいです。

風よけにレインウェアを着こみましたが、寝るには寒すぎたので、夏でも薄いダウンは必要だったなとおもいました。

行かれる方は、防寒対策を意外と気を付けた方が良いとおもいます。

朝4:00に下山開始。

だんだんと空が白んじてきます。

登っているときは暗くて気が付かなかった火燧権現跡があります。

清滝社火燧権現、下権現社とも呼ばれていた、山頂の愛宕社と同様に火の神さま火産霊命(ホムスビノミコト)を祀っていた社があったそうです。

京洛に火事が起こると社が鳴動するという、火事と深く関わりのある社だったそうです。

神仏習合の白雲寺の時代でもこの社だけは坊官から神事奉行を出して神供燈明の世話をしていたとのことです。

最後に湧き水を頂いて下山しました。

鳥居の外で、手作りの器にチャイを入れて販売しているお店がありました。

疲れた体にチャイの甘さと温かさが染みました。また、この器は持ち帰れます。

この後、嵐山でゆっくりしたので、そちらはまた別の記事にしたいとおもいます。

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