人生色々ありまして、お金も職もないないづくしの女27歳。
再出発のために一生に一度やりたかったお遍路を、このタイミングだ!っとやることに決意いたしました。
今年2015年は高野山の開創1200年記念祭ということで、どうしても4月中に高野山に行押し国きたかったので、
先に大阪・和歌山を巡ってから四国に入ろうという計画で、まずは大阪へ向かいました。
8:00 天王寺まで夜行バスで行き、地下鉄でなんばへ。
荷物が重すぎるので、ゲストハウスで事前に教えてもらった暗証番号で入って、
バックパックだけ置かせてもらいました。ありがたい!!身軽!!!
guesthouse bacepoint osaka
朝食をとりながら、今日一日の計画を練ります。
何度か大阪には遊びに来ていて、大阪城もアメリカ村なども行ったので、
今回はガッツリ社寺めぐりします♡
まずは早朝の住吉大社へ。
朱色の、反りがすごい太鼓橋を渡って境内へ。掃き掃除している方が気持ちよく挨拶してくれました。
境内の中に、〝五大力〟という石を集めると願いがかなうという場所があったので、頑張って探しました。
境内を出て、近くには弁天様を祀る浅澤社。
万葉集の「住吉の浅澤 小野の杜若 衣に擦り付け 着む日 知らずも」
という和歌に詠まれたところで、地元の方が杜若を復活させようと植えているらしく、
何株か咲いていて綺麗でした。
近くの“おいとしぼし社”には“おもかる石”があり、願いが叶うかどうか重さではかる石があります。
元は銀杏の巨樹のもとに神秘の祠が祀ってあったところらしく、地元のかたの信仰が篤いようです。
可愛いおばあさんが、毎日来ていると話してくれました。
赤穂義士の墓のある一運寺と、釣具慰霊する変わった大海神社を参拝してから、
10分ほど歩いて四天王寺に到着。
聖徳太子が建立したお寺です。絵堂にて杉本健吉画伯の描いた太子絵伝を見ることができて、
それがめっちゃ可愛くて素敵だった~~。聖徳太子の一生を描いています。
首から下げるお守りが可愛くて購入。昔の経文を入れて下げるものミニチュア版。
JRで百舌鳥駅へ。
前方後円墳として最も大きい、仁徳天皇陵といわれる大仙古墳をみにいく。
正式には「百舌鳥耳原中陵」というそうです。
で、近くまでいったらどこか高いところから、教科書にのっていたように全体がみることができるのでは
と期待していったのですが、教科書などの有名な写真は空撮で、あれと同じようにみられる場所はないとのこと。
駅の陸橋からも一部だし、市役所とかの展望室からも一部らしい。
ほんとうは、みられる施設を作ったそうなんですが、一部の方から「天皇陵を見下ろすとは何事だ!」という
クレームがあって使用できないとか…。
そういわれちゃうとそうなんですが、綺麗なあの鍵穴型を見てみたかったです。
でも、現地のボランティアの方が、なぜここにこんな巨大な古墳を作ったのかという、古代の戦略上の地理的説明を
詳しくしてくださって、行ったかいがありました!
堺の港から、山の上にある古墳、そこに並べてある埴輪が日の光をきらきら受けて、さぞ立派に見えたんだろうな
と想像が膨らみました。
JR茨木で降りて、バスで15分くらいで、万博公園へ。
岡本太郎の“太陽の塔”を見に行きました。
どこかの部族とかの、素朴な人たちのつくる神像などと雰囲気が似ていて可愛い。
国立民族博物館の展示はめっちゃ面白かったです!!
少数民族の衣装や生活用品とか可愛くて細かい飾りなど素晴らしいものが多かった。
特に気になったのは、アラビア文字のレタリング習字と、カーバ神殿を覆う黒字に金の刺繍の布。
神聖なものに捧げるものだからこそ、よくぞここまで!!という技と美が生まれる。
その心はどの民族、どの国地域でも一緒で、だからわたしは宗教建築に惹かれるんだよなあと思いました。
閉館ギリギリまでいて、モノレールからなんばまで帰ってきました。
道頓堀近くの法善寺 水掛け不動さんを参拝。商店街の一角に突然鮮やかな提灯がかかっていて、
お不動さんはみんなが水をかけるので、苔むしていてフワッフワになっています。
夜は屋台でたこ焼きを食べました。
ゲストハウスでは60代のおばさま二人とお話して、これから熊野古道をあるく
と聞いて、わたしもこんなアクティブな60代になりたいなと思いました。
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