芸能の神様 車折神社 秋の嵐山

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紅葉のきれいな秋の嵐山で、法輪寺の後にいったのは車折神社です。

なぜここを選んだのかというと、紅葉を見にトロッコ列車に乗ろうとしていたら、チケットは先の時間まですでに売り切れだったのです。

この時期の嵐山の人気をなめてました~。トロッコに乗りたかったら、先にチケット確保が必須だったんですね。

余った時間でちょっと遠いですが名前をよく聞いて行ってみたかった神社に行こうとおもいました。

車折神社までの道すがら、斉明神社という神社も見つけました。神明神社とも呼ばれる、天龍寺塔頭の慈済院の鎮守の神社だったようです。

伊勢神宮とおなじ神明造の本殿は京都では珍しいようですが、社殿自体は小さく少し荒れた印象でした。

名前の由来の斉明からわかるように、斎宮(斎王)に縁のある神社です。

斎宮は伊勢神宮に奉仕するために、皇女の中から卜占にて選ばれます。通常天皇一代ごとに1人選ばれます。

選ばれた斎宮は、宮中での決済の後清浄な郊外の野宮と呼ばれる潔斎所を設けて、伊勢へ出発するまでの一年間あまりの斎戒生活を送ります。その野宮が設けられるのが多かったのが、嵐山のある嵯峨野だったそうです。

この社殿のはじまりは、慈済院の開山したお坊さんが、ある内親王の斎宮の禊の旧跡に祠を建てたものだそうです。

境内の大きな木が、ご神木かなあとおもうような気持のよい木でした。

ここから歩いて10分ほどで、車折神社の大きな鳥居が見えてきます。

車折神社の名前の由来は、後嵯峨天皇が牛車に乗ってこの社前を通ろうとしたとき、突然牛が動かなくなり、車の引棒が折れたことから車折神社と呼ばれるようになったそうです。

毎年5月の第3日曜日に行われる三船祭は、大堰川に多くの船を浮かべて平安時代の優雅な風情を再現する車折神社のお祭りです。

本殿まで続くこの参道がすうっとしていて気持ちが良いです。

本殿前に参拝手順がありましたので、この通りに参拝してみます。

①清めの社を参拝し、悪い運気・因縁を浄化してもらいます。

※手で触れてはいけないそうです

②社務所で祈念神石をいただき、本殿の前でお願いごとをします。

このお守りの石は肌身離さず持ち歩き、願いが叶ったら新たに石を拾って2つ一緒に返すそうです。

この本殿でお願いごとをしていると、背中の肩甲骨の間がカーッと熱くなりました。

わたしは色々山を登ったり、神社仏閣にいったり、山伏修行に参加していますが、とくにこれといって声がきこえたりするような、なにか特別な能力はありません。

ただ、神社やお山でたまに肩甲骨の間が暖かくなることがあって、なんだかわからないながらもイヤな感じではないので、それをパワーもらってるのかな~と自分で解釈しています。

(神社仏閣すべてでなるわけではないし、ランダムなので精度は不明です笑)

わたしにとってこれがあると“なんだかイイ感じ♪”とおもう一つの要素です。他に同じようになる方がいたらお話を聞いてみたいです。

御祭神は、記紀神話の神様ではなく、平安時代末期の儒学者 清原頼業公を祀っています。

境内には摂社末社が多く、同族の『枕草子』の作者清少納言も祀られています。

嵐山のお山である愛宕さんのお社。

大堰川の龍神も祀られています。

この弁天さんのお社は、壁に川や海が描かれていて面白いなとおもいました。

境内のお稲荷さんは、狐の像が個性的でした。

そして、本殿以上にこの車折神社を有名にしたのは、芸能・芸術関係にご利益のあるという「芸能神社」です。

こちらは摂社の一つですが、有名芸能人らの多数の玉垣が奉納されていて、見るのも楽しいです。

(この時は工事中でしたが、参拝は出来ました)

芸能道の祖神といわれる天宇受女売命(あめのうずめのみこと)が祀られています。古事記の天岩戸伝説で、アマテラスが隠れてしまった岩の前で踊りをおどった女神さまとして有名ですね。

ここの案内板で富岡鉄斎がこの神社の宮司であったことを知ってびっくりしました。

わたしの好きな宝塚歌劇団のタカラジェンヌのお名前や、アイドル、芸人

果ては漫画のキャラクターである麦わらの一味の名前もありました笑

この日も、ファンの女の子と思しき女性二人組が、自分の好きなアーティストの名前を探して歩いていました。

自分の好きなアーティストきっかけで神社仏閣に参拝することがあるんだとおもうと、芸能人のかたの影響力はすごいなとおもいますし、きっかけはなんでも神仏に興味を持つ入り口は広ければ広い方がいいなとおもいました。

わたしもささやかですがこうしてブログを書いていて、読んだ方がこの神社にいってみよう、あのお山に行ってみようと思ってくださったら幸いです。

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